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序.事業の概要

 

1.事業目的

 

近年、モータリゼーションの進展に伴う環境問題、高齢者・福祉問題、都市空洞化問題等の顕在化が大きな社会問題となってきていることから、こうした、諸問題の軽減・解消に向けた対応が急務な状況にある。また、モータリゼーションの進展は、バスをとりまく環境にも大きく影響しており、走行環境の悪化による定時運行の阻害等バスの機能を低下させる一要因ともなっている

こうした背景の下、バスはマイカーに比し、多様な社会的意義を有するとともに、これら、諸問題の軽減・解消に果たす役割も擁していることから、バスの役割向上に向けた気運が高まりつつある。

そこで本事業は、

●バスの有する多様な社会的意義・役割について、シンポジウムの開催やVTR、パンフレット等の啓発資料により、バスに対する国民的認識の高揚を図る

●21世紀に向け、バスの利活用を通じ、顕在化する諸問題を軽減・解消する

ことを目的として、とくに公共交通としてのバスに主眼を据え、魅力ある社会環境の創造を図るべく実施するものである。

 

 

 

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